日本看護技術学会第21回学術集会

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日本看護技術学会第21回学術集会

学術集会長 前田ひとみ

(熊本大学大学院生命科学研究部 基盤看護学講座)

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は100nmの大きさという人間の1000万分の1にも満たない小さな生物ですが、長期間にわたり、全地球上の人々の健康と社会経済や暮らしに大きな影響を与えています。新型コロナウイルス感染症パンデミックによる先が見えない不安と疲弊の連続の中で、医療・教育の最前線の現場で繰り広げられている奮闘を通して、看護技術についての新たな課題が浮き彫りになりました。コロナ禍の看護実践の創意工夫により新たな看護技術が創出されたのに加えて、デジタル化の導入により保健医療変革が急速に進んできました。デジタル化や人工知能の導入によって事務作業が整理されることで、看護本来の業務に従事できる時間の確保という看護分野への大きな恩恵が期待できます。このように、コロナ禍による社会の大きな変化によって、これまでの常識が通用しなくなり、新たな常識へと考え方の変更を求められる時代となってきました。そこで、第21回学術集会のテーマは「ニューノーマル時代の看護技術」とし、4年ぶりに対面で開催することにしました。

少子高齢化によるケアニーズの複雑化に対し、限りある資源を有効に使い、質の高い看護を提供するためには、保健医療サービスの仕組みの改革とともに、時代に即した高度な看護技術の開発と看護実践の挑戦が求められます。グローバル化やコンピューターネットワークを使用した情報技術の急速な進展により、ますます価値観が多様化する現代社会においては、看護科学だけなく学問分野を超えた他分野との融合が欠かせません。今後、新たなパンデミックや自然災害が生じたとしても看護の優れた技術を提供するために、看護技術の開発を続けていくことが重要です。多くの会員・非会員・学生の皆様のご参加いただき、熊本の地で対面による熱い議論を交わすことができることを楽しみにしております。

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